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交通事故解決のポイント

過失割合・過失相殺とは?

過失割合とは

交通事故は、多くの場合、程度の差はあるものの、加害者側と被害者側の双方に「過失」、つまり落ち度があると言えます。このように、被害者側にも過失がある場合、被害者の過失の程度に応じて加害者の責任を減らし、「交通事故の当事者である加害者と被害者に、事故の原因になった不注意がお互い何パーセントずつあったのか」を示す割合を「過失割合」といいます。これにより、加害者が被害者に対して支払う損害賠償額減額され、事故によって発生した損害が加害者と被害者で公平に分担して負担することを「過失相殺」といいます。

過失の内容

過失には、運転上のミスや不注意というだけではなく、道路交通法に規定されている規定を遵守しなかった場合や、非常識な危険な運転をしたような場合や、適切な事故回避行動をしなかったと判断されるような場合も含まれます。
過失割合については、「東京地裁民事交通訴訟研究会編 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準(別冊判例タイムズ16号)」において、「自動車対自動車」、「自動車対歩行者」、「追突事故」、「出会頭の事故」、等、交通事故の態様や類型によって、それぞれ「20:80」「50:50」などという基準が定められ、実務で利用されています。そして、同じ事故の類型であっても、住宅地での事故か商業地での事故か、昼間に起きた事故か夜間に起きた事故かといった個別の事情によっても過失割合は修正されます。

従って、交通事故で一方的に被害を受けたような場合であっても、事故の状況によっては基準に当てはめて過失割合が認定され、損害賠償金額が減額される可能性もあります。

過失割合で争う場合

上記のように、過失割合は、交通事故の類型がどのようなものだったか、個別の事例に応じて変わってきます。よく、「保険会社が過失割合を決めてしまったが納得できない」といった話が聞かれますが、実際は訴訟になる前の話し合いの段階では、被害者側と保険会社とが合意して初めて過失割合が決まるので、保険会社が独断で過失割合を決めることはできません。
したがって、保険会社が提示する過失割合は保険会社側の見解に過ぎないので、これに納得いかない場合は合意しなければ、勝手に過失割合が決まることはありません。
このようにして合意ができない時は、最終的には訴訟で争うしかありませんが、訴訟においては、被害者側と加害者側(保険会社側)の双方の主張と証拠から、裁判所が過失割合を決めることになります。

 

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